随所に奥様のご実家のケヤキを使用。心地良い「居場所」のある住宅
玄関を入ると大きな土間の玄関が広がる。これは、奥様からのご要望でご実家にある土間をイメージしたものである。
家にあがらないまでも、ちょっと腰掛けて他愛のない世間話ができるコミュニケーションの場。
この家ではそんな心地良い「居場所」が随所にある空間をつくることを設計の拠り所とした。
リビングが将来用の子供部屋に仕切ることができ、玄関と和室が襖を引き込むことで1室となったり、ライフスタイルの変容に合わせて空間を変化することができる。
屋根には太陽集熱パネルを設置し、夏は暑い空気を排気し、冬は室内の暖かい空気を取り込み補助暖房ができ自然エネルギーを利用した作りになっており、空間に左右されない均一な室内環境を作り出すことができる。
静かな、にぎやかな、隠れ家のような「居場所」がありその時の気分にあわせて選べる空間ができたのではないだろうか。
設計データ
- 用途
- 個人住宅
- 建設地
- 埼玉県川越市南大塚
- 構造/規模
- 木造/2階建て
- 家族構成
- 夫婦
- 延床面積
- 97.05㎡
- 設計・監理
- co-designstudio(小嶋)
- 構造設計
- 鈴木芳典構造事務所.(鈴木、五十嵐)
- 照明設計
- カド照明設計研究所
- 撮影
- 金田幸三
- 施工
- ゆたか建設
- 受賞
- 第一回埼玉県環境住宅賞佳作