2016.6.14 DIARY
江面の住宅〜ミリ単位の世界〜
6月に入りついに梅雨入りしました。
梅雨に入ると雨が多いので、工事現場では工程表通り工事が進まずにもどかしい日々が続きます。
コーデザインでもいつも梅雨時は工事が進んでいることが多くモヤモヤするのですが、
最近は田植えや育てている植物を見ていると雨がしっかりと降ることも大事なことだな〜と実感します。
建物もその周りの木々が濡れて葉っぱの緑が色鮮やかであったり、
土間のコンクリートの濡れ色が深みを与えてくれたりと悪いことばかりではありません。
今年は雨が少ない気もしますが、雨の日はそんな風に見つめてみるのも良いかもしれません。
先日の峯の住宅では雨の中のコンクリート打設でしたが、
江面の住宅ではあまり天候に左右されずに工事が進んでいます。
今日、現場に行くともうすっかりと2階の内装は張り終わっていました。
床はすでに養生をされていますが、こんな感じです。
ナラフローリングです。
しばらく使わなかったのですが、クライアントの求めているものに合うかなと思い選択しました。
しかも、今回はなんと無塗装です!
古道具の家具や照明などに合わせてどう移り変わっていくかが楽しみです。
今回の建物は真っ白な四角い箱になるのですが、庇だけはしっかりと出します。
本当は庇も一体的に作りたかったのですが、施工的な問題もありセパレート式になっています。
このブラケットに最後庇が設置されます。
ブラケットはミリ単位の作業で、取り付けの際の微妙なズレも許されません。
大工さんも苦笑いの作業ですが、やってやろうじゃないかという意気込みで頑張ってくれています。
来週から外壁の左官作業も入るので外壁の完成もまもなくです。